ラジオ大好き!
こんばんわ!
すわ歯科医院の院長=HIROSHI ロドリゲスSUWAです。
先週のある朝、N〇Kラジオからこんなアナウンサーの声が聞こえてきました。
「今、インフルエンザが流行しています。うがい、手洗い、そして歯磨きをどうかまめになさってください」と。
そして、その後の民放ラジオ局からは、不定期に出演している女性歯科医師が「口腔ケアをおろそかにすると、インフルエンザの発症か10倍になります」とも。
『インフルエンザ予防→歯磨き』ってのが、昨今の歯科医師会をはじめとする業界のキャンペーンにより浸透してきたようです。
してやったり、歯科医師会!
しかし、これの根拠はどこにあるのでしょうか?
自分は色々調べたのですが、一つの論文を見つけました。
2006年に発表された「健康な心と身体は口腔からー高齢者呼吸器感染予防の口腔ケアー」というものです。
この研究は、在宅療養高齢者190名を対象に口腔ケア介入郡98名と対照郡92名に分け、冬季6ヶ月かけてインフルエンザの発症率を調査したのです。
結果は190名中、10名がインフルエンザを発症し、内訳は口腔ケア介入郡1名、対照郡9名でした。
そうですね、『10倍』とか『1/10』はここからきてるのです。
この論文1本が根拠です!?
しかも、この研究の対象者は65歳以上の高齢者。
口腔ケア介入郡は歯科衛生士による口腔清掃を中心たした口腔ケアを週一回実施しています。
自分はこの論文だけで、「歯磨きでインフルエンザ発症率が1/10に!」と決めつけるのは無理があるかと、、、
さらに、この女性歯医者さんは「令和の歯茎は昭和より弱い(何故か平成はスルー)から歯ブラシの硬さは柔らか目を選びましょう」←1年以上前にも同じ事言ってました(2022年4月のブログ参照)。
「令和時代の歯茎は弱い」この事については、自分には分かりません。
近年、様々なメディアで医療情報が溢れています。
でも、なかには???な物もありますから注意か必要です。
大学の名誉教授とか客員教授の言っていることだから安心???
そうじゃないですよね💗